お菓子マーケットプレイス株式会社
ホーム 会社概要 事業内容 お菓子マーケットプレイス株式会社
□□□
醤油の話 (2)
□□□
  醤油ほど各地で好みの異なる調味料はないだろう。もちろん関東は関東で同じような味だが、いったん関西や九州ともなるとかなりの違いに驚かされる。

  当然、煎餅やあられの味にも違いが出てくる。名古屋や中京地域のあられは「溜まり醤油」がよく使われるので、関東人にとっては何となくしつこい味付けに感じられる。

  一方、関西の人が東京の立ち食い蕎麦などを酷評する。「東京のつゆは水が焦げたような色」と言い、しょっぱくてたまらないと言う。また関東人は関西の「白醤油」の味は分かりづらい。

  一番おもしろいのは、九州だ。熊本の「ニビシ醤油」というブランドは窒素分たっぷりの「たまり」である。馬刺しには合うように思うが、白身魚の刺身には少々重たすぎるように関東人には感じられる。それでも熊本人は「ニビシがよかバイ」である。

  熊本県天草に行くともっと不思議な「早川しょうゆ」なるものがある。これは、グルソーばかりか砂糖まで入った製品で、名前も「あまくち」と表示されている。

  長崎では「チョーコー醤油」、鹿児島の「甘口醤油」など、さすが元もと九つの国が独立していただけに、それぞれの県民が独自の味になじんできたということだろう。

(C)2011 OKASHI MARKET PLACE CO.,LTD. All Rights Reserved.