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秘密I【長編笑説“なんダー物語”その3】 |
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「かんダー」は兄に言った。「そんな商売は無理だよ!この国では、誰も“靴”なんて履いたことがない。だから、お客はゼロ。売れっこない。」 「なんダー」は弟に、“靴屋”というニュービジネスの魅力を熱心に語った。誰もやったことのない事に挑戦することがいかに夢のある仕事か、新しいライフスタイルを創造するということが、どれだけワクワクする仕事であるか。今あるものにはすべて、過去に最初の一歩があったのだ、二人でその一歩を踏み出そう、と。 しかし、新しいものには常に否定的なネガティブな考え方の持ち主「かんダー」は、最後まで首を縦に振らんかった。 結局、“靴屋”は「なんダー」一人ではじめることになったんじゃ。 それから、5年の月日がたったそうな・・・。 (次回に続く) 「この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません」 |
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