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秘密@【今昔物語】 |
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むかしむかし、あるところに、お爺さんとお婆さんが住んでおったそうな。 ある日、旅の僧が一夜の宿を求めたので、二人はある「お菓子」を出してもてなしたんじゃそうな。 実はこの僧侶、たいそう高名な僧で、山で盗賊に襲われたときも悲鳴一つ上げず、笑顔で盗賊達を諭して改心させたといわれるほどに悟りきった御仁だったのじゃ。 しかし、その「お菓子」を食べた途端、夜中にも関わらず 『なんダー?! この美味しさは、いったい何だー?!』と大声で叫んでしまったんじゃ。 以来、そのお菓子は、誰言うとなしに「ブラックなんダー」と呼ばれるようになったということじゃ。 おしまい。 「この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません」 |
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