お菓子マーケットプレイス株式会社
ブラックなんダー

【ブラックなんダー】 「人生は修行だ!」の巻 (11)

ブラック・マイスター師匠は、すごい!  人間離れしている。

仙人か?はたまた異星人か?

どうやら、神ではないらしい。これは、確かだ。

夜ともなれば、ふらふらと赤提灯をハシゴして、エッチなことを言ったりする。

そんなブラック・マイスター(BM)師匠が好きだ。 人間らしいところに好感が持てる。

ブラックなんダーは改めてそう思った。



・・・そんなある日、BM師匠が言い出した。
「それでは、あなたにもそろそろ修行をはじめてもらいましょうか」

BM師匠が2ヶ月以上もの間、辻説法もなにもせず、プラプラと散歩をしていたのには訳があったのだ。
用もなく散歩のお供をさせることで、ブラックなんダーを素のままで観察し、人となりや人品骨相を見定めていたのだった。


最初の修行は、『雨に打たれても、濡れない方法』の会得。

これが、ブラックなんダーの目標とする「起業家への道」とどう関係するのか分からないが、とにかくBM師匠の命令である。

BM師匠が言うには、「強い念力で自分の体の周りにバリアを張れば、雨粒ははじけて自分は濡れることがない」ということだ。



「この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません」


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