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ブラックなんダー

「ブラックなんダー」 ブラックな小説 K

問題は死に方だ!

自殺はダメだ。・・・描写が難しい。
痛い思いをして、苦しみながら死ぬのでは書くのが面倒だし、毒をあおっての見苦しい死に様も、絵にならない。

ブラックなんダーは考えた。 ・・・本当に、死ぬ思いで考えた。

『そうだ、クマに食われて死ぬ』そういうことにしよう!!

そうなれば、この小説の輪廻(りんね:死んで、生まれ変わって、また死んで、生まれ変わると言う苦しみ)から脱することが出来る。
まさに「解脱」だ。

だが、このシーンを描くことはかなり難しい。
彼はそう思い、北海道の“クマの子牧場”を見学することとした。

見学初日はクマの生態を注意深く観察した。ところが、どのようにして人を食うのかがよく分からない。

そこで、彼は最後の手段を選んだのである・・・・・・・。



「この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません」

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