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ブラックなんダー

「ブラックなんダー」 ブラックな小説 C

「黒」の古典と言えば、エDOガー・アラン・POーの『黒NEKO』だ。
『The Black Cat』だ。 これで文句なしだ!

ブラックなんダーがそう思ったきっかけは、たいしたことではない。

彼が思い悩んで家の外を眺めたとき、一匹の黒い猫が塀の上をノソノソと歩いていたからに過ぎない。
小説家にとって、この手のヒラメキは良くあることである。

それに『黒NEKO』なら短編で、書きやすいはずだ。

原作は、こうだ。
酒乱(普段は普通の人なのだが、お酒を飲むと人格が変わってしまい、何をしでかすか分からない。狂乱状態になる。だが、翌日酔いが覚めると何も覚えていないというたちの悪い人)の男が、可愛がっていた黒猫を殺してしまう。

この後、男は、それとそっくりな猫によって次第に追い詰められていくという恐怖小説だ。

・・・これなら、『黒い話』が書けそうだ。



「この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません」

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