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「ブラックなんダー」 怪奇譚 B 【黄昏】 |
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「黄昏時(たそがれどき)」という言葉をご存知だろうか? 「暮れ六つ」とも言われ、今の午後6時を示す言葉だ。 「誰彼時」とも書くぐらいで「誰そ、彼」、つまり「そこにいる彼は誰だろう。良く分からない」といった薄暗い夕暮時である。 黄(太陽)と昏(暗闇)が交わる恐ろしい時刻である。 また「逢魔時(おうまがとき)」「大禍時」とも言われ、この時間帯に事故が多いのも当然のことだ。 魑魅魍魎(ちみもうりょう)が跋扈(ばっこ)し始める時刻なのである。 「ブラックなんダー」は「丑三つ時」(うしみつどき)の住人である。 彼には、この世界の住人の知人も多い。 「この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません」 |
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